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ビタミンCはアスコルビン酸ナトリウムの形でピュアビタミンCとして外資系のブランドに多く使用されています。「天然型ビタミンC」とも「速攻型ビタミンC」とも呼ばれています。
肌に直接ビタミンCを使う場合、刺激性があることや皮膚のバリアに阻まれ浸透しにくい。
また、酸素に触れてすぐに酸化するため作用時間が短いなど効果が出にくい欠点があります。
ビタミンCは紫外線にあたるとアスコルビン酸ラジカルが発生するので使用する場合は紫外線対策が必須です。
酸化しやすいので保存方法や使用期限を厳格に守る必要があり化粧品としては使いにくいとされてきました。
リポソームやマイクロカプセルなどに包み込んで変化しにくい安定型もありますが、このかたちではビタミンCとして働きません。
ビタミンC誘導体(プロビタミンC)はビタミンCのL−アスコルビン酸に、リン酸やイソパルミチン酸などの物質を結合させて安定性(つけてから約24時間活性が持続する)や吸収性(ピュアビタミンCの約8倍以上。水溶性のリン酸型タイプは数時間後をピークに急速に吸収され、脂溶性タイプは持続的にゆっくりと吸収される)を高めたものです。
吸収されると肌自身が持っている酵素ホスファターゼによって皮膚の中でビタミンCになります。
どの物質とどのように結合させるかによっていくつかの種類があります。
●リン酸アスコルビルマグネシウム(VC−PMG,APM)
人の皮膚から短期間に吸収され、皮膚内の酵素により皮膚細胞でビタミンCとリン酸マグネシウムに分解される。
皮膚科医で多く使われ、美白美容液(エッセンス)にはこの型を配合したものが多い。
臨床例も多く、ビタミンC誘導体の定番。
水溶性のビタミンC誘導体では最も効果があることが確認されている。
紫外線にさらすと活性を徐々に無くすので、保存には注意が必要です。
高濃度タイプは開封後要冷蔵です。
(ただし、凍らさないようにドアポケットか野菜室に入れておいてください)
●リン酸アスコルビルナトリウム(VC−PNA,APS)
人の皮膚から短期間に吸収され、皮膚細胞でビタミンCとリン酸ナトリウムに分解される。
リン酸アスコルビルマグネシウム(VC−PMG)よりコストが安く、溶かしやすいので院内処方に適していて、主に皮膚科医で使われている。
リン酸アスコルビルマグネシウムに比べると多少刺激があるが、充分な臨床結果がある。
紫外線にさらすと活性を徐々に無くすので、保存には注意が必要です。
高濃度タイプは開封後要冷蔵です。
(ただし、凍らさないようにドアポケットか野菜室に入れておいてください)
●テトラヘキシルデカン酸アスコルビル「テトライソパルミチン酸アスコルビル」
(VCIP:新型脂溶性ビタミンC誘導体)
最近開発されたビタミンC誘導体で、水溶性ビタミンC誘導体より皮膚からの吸収が数倍良い。自然界には存在しないが、皮膚内の酵素によりビタミンCと皮膚に存在するパルミチン酸に分解される。
脂溶性なのでビタミンC特有の乾燥感がなく刺激もほとんどない。
液状のオイルなので使用感も良く、ジェルやクリームに配合される。
脂溶性ビタミンC誘導体では最も優れていて、長時間作用する。
このタイプも紫外線で徐々に活性を失うので光に当てないように保存には注意が必要です。
高濃度タイプは開封後要冷蔵です。
(ただし、凍らさないようにドアポケットか野菜室に入れておいてください)
●リン酸アスコルビルアミノプロピル
効果はリン酸型アスコルビルマグネシウム(VC−PMG)に準じるとされているビタミンC誘導体。
製造が容易でVC−PMGの約半値で安価な化粧品原料として取引されている。
化粧品会社にとってコスト低減の魅力は大きいが、皮膚でビタミンCに分解されたときにできるリン酸アミノプロピルの安全性について臨床例が少ないためあまり使われていない。
●アスコルビン酸グルコシド
ビタミンCに糖を結合させたものでビタミンC誘導体の中では最も安定して常温で長期保存ができる。
一般に安定型ビタミンC誘導体と言われているのがこのタイプで、刺激性も低く常温での長期保存ができ配合しやすいので、一般の美白化粧品にはこの型を1〜2%配合したものが多い。
持続型で長時間作用するが、人の皮膚には糖をほどいてビタミンC変換できる酵素がほとんど無いためにビタミンCに変換できずそのまま排出されてしまうと最新の研究で明らかになっている。
このタイプのビタミンC誘導体は自然界にも存在し糖との結合なので安全性に問題はないが、効果は期待できない。
●アスコルビン酸グルコシド脂肪酸
アスコルビン酸グリコシドをジェルやクリームに配合しやすいように脂溶性にした誘導体。
持続型で皮膚へ長時間作用するが、糖をほどく酵素が人にはないのでビタミンCの変換されず効力が出ないと最新の研究で明らかになっている。
●パルミチン酸アスコルビル「エステルC」
脂溶性のビタミンC誘導体では古くから使われている。
アメリカではエステルCの名前で一時ブレークした。
室温では固体のため使用した感触が非常に重いことと、安定性が良くなくて変質しやすいことが問題。
最近の研究では皮膚の酸化を促進してしまう場合もあることが指摘されている。
どのタイプのビタミンC誘導体(プロビタミンC)でもピュアビタミンCほど気を使う必要はありませんが、紫外線防御したほうが効果が出やすいのでUVケアは必要です。
ビタミンC誘導体の種類や配合の仕方によって効果や使い心地は違ってきます。
以下の3種類は効果と安全性が立証されているビタミンC誘導体で皮膚専門医医も治療に使っています。
・リン酸アスコルビルマグネシウム(VC−PMG)・水溶性
・リン酸アスコルビルナトリウム (VC−PNA)・水溶性
・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)別名はイソパルミチン酸アスコルビル・脂溶性
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